劇画的ヒーロー 桐光学園、松井裕樹投手
我々はサッカー世代ではない。
野球ばかり見ていた。
生まれた町がヤクルトのキャンプ地になった時期がある。
少年の頃だ。
監督は別所、キャプテンは武上、ロバーツやチャンスという強打の外人がいた。
選手の合宿を訪ねた。
叔父が社会人の選手だったので、サインをもらいに知り合いの武上選手と会ったのを覚えている。
オープン戦でヤクルトは近鉄と対戦、三沢高校出身の太田投手をまじかで見た。
以来、数多くの野球選手を観察してきたが、松井投手ほどの存在は知らない。
22奪三振など、夢物語の世界。まさに劇画なのだ。
バネを効かせた、捩じり込みフォームなので、故障しないか、ハラハラする。
本来、投手は三振が取れなくても内野ゴロでアウトが取れればいいものだ。
プロ野球のエース級はみんなその傾向だ。
だが、プロ野球も興行、見せてなんぼの世界でもある。
みんな完成されたものより、とんでもないものを見たいのである。
松井投手と言う稀有な存在を心待ちにしている。どこのチームでも構わない。
故障だけはしないで欲しいな。
大リーグに行ったら、それはそれで、また面白い。
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